チン首相 WEF第55回年次総会の枠内のベトナム国家戦略対話に出席
(VOVWORLD) -現地時間の21日午前、ファム・ミン・チン首相率いるベトナム高級代表団は、スイスのダボスで開催されているWEF=世界経済フォーラムの第55回年次総会(ダボス会議)に出席し、同会議の枠内のベトナム国家戦略対話で「ベトナムの成長可能性の解放、力強い未来に向けた投資とイノベーションの促進」をテーマとしたスピーチを行いました。
(写真:TTXVN) |
現地時間の21日午前、ファム・ミン・チン首相率いるベトナム高級代表団は、スイスのダボスで開催されているWEF=世界経済フォーラムの第55回年次総会(ダボス会議)に出席し、同会議の枠内のベトナム国家戦略対話で「ベトナムの成長可能性の解放、力強い未来に向けた投資とイノベーションの促進」をテーマとしたスピーチを行いました。
この対話で、チン首相は、「2030年と2045年までに戦略目標の達成を目指す成長の可能性を解放するため、ベトナムは投資や輸出、消費という従来の成長推進力を革新するほか、デジタル経済やグリーン経済、循環経済、共有経済、知識経済、創造経済などの新たな成長推進力の促進に重点を置く必要がある」と明らかにしました。
また、今年中、ベトナムは経済成長の促進及び、マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、経済の主要バランスの確保を引き続き優先課題にするとともに、2025年に成長率を少なくとも8%にし、その後数年間で2桁に達するよう努力し、新たな時代、すなわち、国民が豊かで繁栄する時代へ入る用意があると強調しました。そのほか、チン首相は「ベトナムは発展戦略の作成に際し、体制の完備、インフラ整備、人材開発といった3つの戦略的措置を断固として推進していく」と明らかにすると共に、「ベトナムは引き続き、人や自然などの内なる力を強力に発揮し、海洋空間や地下空間、宇宙空間、文化的歴史的伝統などの新たな開発空間を効果的に活用していく」と強調しました。
対話で、世界の大手企業の代表は、投資環境の改善に向けたベトナムの決意と公約について深い印象を表明するとともに、「ベトナム経済は画期的な成長を遂げられるよう躍進を記録するよう」希望を表明すると同時に、「今後、ベトナムに同行し、長期的な発展戦略としてベトナムへの投資経営活動を拡大する意向がある」と表明しました。